海外情勢

ファーウェイ副会長が出廷、身柄拘束は「違法」と主張 事態長期化も

 【ニューヨーク=上塚真由】米司法当局に詐欺罪などで起訴された中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)副会長兼最高財務責任者(CFO)の孟晩舟(もう・ばんしゅう)被告=保釈中=が8日、米国への身柄引き渡しの予備審理のため、カナダ西部バンクーバーの裁判所に出廷した。弁護側は、カナダでの身柄拘束は「違法」と主張し、引き渡し手続きの差し止めを求める方針を示した。

 カナダは昨年12月に米国の要請により孟被告を逮捕。米国は、対イラン制裁をめぐる詐欺罪などで孟被告を起訴し、カナダに身柄の引き渡しを要請した。

 カナダメディアによると、弁護側は、カナダ当局の捜査に違法性があると訴えた上で、逮捕の背景には「米国の政治的な意図がある」などと主張。孟被告の次回出廷の期日は9月23日に設定されたが、引き渡しの可否を判断する本格的な審理は始まっておらず、長期化が予想される。

 孟被告の逮捕以降、中国当局はカナダ政府への圧力を強めており、これまでに「国家安全に危害を与えた疑い」でカナダ人男性2人を拘束。また、覚醒剤事件などに問われたカナダ人の被告2人に死刑判決を言い渡している。

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