海外情勢

中国、消費者物価2.5%上昇 4月 半年ぶり高水準、食品が寄与

 中国国家統計局は9日、4月の消費者物価指数(CPI)は前年同月比で2.5%上昇したと発表した。伸び率が拡大するのは2カ月連続で、昨年10月以来の6カ月ぶりの高水準となった。食品価格の上昇が押し上げた。

 CPIの伸び率はブルームバーグのエコノミスト予想と一致した。3月は2.3%上昇だった。ただ、変動が大きい食品とエネルギー価格を除くコアCPIで見ると、4月の上昇率は1.7%と前期の1.8%から伸びが鈍っており、国内の消費者需要はまだ堅調とは言えない。

 同時に発表した4月の生産者物価指数(PPI)は0.9%上昇。市場予想は0.6%上昇だった。伸び率は2カ月連続で拡大し、全てのエコノミスト予想を上回った。景気の持ち直しでデフレ圏近くから一段と遠のいた。

 食品価格は6.1%上昇、生鮮野菜が17.4%値上がりした。豚肉価格は14.4%上昇と2016年半ば以来の大きさ。アフリカ豚コレラの発生が最初に報じられた昨年8月以降、中国では数百万頭のブタが処分された。

 モルガン・スタンレーの中国担当チーフエコノミスト、●自強氏(●=形のさんづくりをおおざと)はブルームバーグ・テレビに対し、豚肉価格の動向によって「中国の総合CPI上昇率が今後の四半期で3%へとさらに近づく可能性があるものの、中国人民銀行(中央銀行)の政策を縛ることはないだろう」と指摘するとともに、「PPIについては、インフラ需要の回復で改善が幾分見られる」と指摘した。(ブルームバーグ Xiaoqing Pi)

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