海外情勢

投資するか飢え死にするか 中国のミレニアル世代、資産増に躍起 (1/3ページ)

 中国のミレニアル世代問題がやって来る。3億5000万人もの若者たちがデイトレーダーになろうとしているのだ。

 中国のミレニアル世代はここ数年、資産を増やそうと目新しい金融商品に手を出している。アリババグループ傘下のアント・フィナンシャルは誰でも少額から資金を蓄えることができるようマネー・マーケット・ファンド(MMF)「余額宝」を提供。もっと大きなリスクを取りたければ、貸し手と借り手をインターネット上で結び付けるピア・ツー・ピア(P2P)のプラットフォームを通じて手持ち資金を貸し出すことも可能だ。

 従来型の銀行の貯蓄預金では勝ち目がない。1.5%という微々たる金利はインフレ率を下回る。銀行は利回りの良いウェルスマネジメント商品も提供しているが、投資するには大口顧客であることが必要だ。中流階級の若者たちが、リッチになる道は狭まりつつある。

 余額宝の残高は1兆1000億元(約18兆円)にも膨らんでいるが、現在の金利はわずか2.3%と5年ぶりの低水準だ。P2Pを介した貸し出しはまだ魅力的で、平均利回りは10%近い。だが中国はP2P業界を事実上閉鎖しようといている。政府が中国全土で近く講じる予定の資本要件5億元を満たしているのは1021あるP2Pプラットフォームのうち7つのみだ。

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