海外情勢

投資するか飢え死にするか 中国のミレニアル世代、資産増に躍起 (2/3ページ)

 資本が増強されたとしても、5万元超を投じるには資産50万元以上、あるいは過去3年間の年収が20万元であることを示さなければならず、ミレニアル世代の多くは締め出される。P2Pのポータルサイト「WDZJドットコム」によれば、ミレニアル世代の貸し手の約8割は月の稼ぎが1万元未満で、3割が5000元にも届かない。

 そうなると株式投資ということになる。上海と深センに上場している銘柄から成るCSI300指数は年初来の上昇率が30%を超える。ミレニアルが今待っているのは上海証券取引所にできるハイテク銘柄を集めた新市場「科創板」だ。電気自動車(EV)や第5世代(5G)移動通信ネットワーク関連で次の勝ち組を見つけるのが得意だと感じているのがこの世代だ。

 今のところ、ミレニアル世代にとって投資するか、座視して飢え死にするかのどちらかしか選択肢はない。ここ1年、北京と上海、深セン、広州の「1級」4都市での平均住宅価格は前年比で17%上昇した。既に不動産を所有している前の世代「ジェネレーションX」に属していれば歓迎すべきニュースだろうが、もっと若い中国人のミドルクラスには切実な問題だ。持ち家のない若い男性は、結婚もままならず、子供も持てないということになりかねない。

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