海外情勢

ビール2強、米覇権争う ABインベブVSハイネケン、サーバー技術訴訟 (1/3ページ)

 世界の2大ビールメーカー、ベルギーのアンハイザー・ブッシュ・インベブ(ABインベブ)とオランダのハイネケンが、米国の生ビール市場での主導権確保を狙い、小型ビールサーバー技術をめぐる訴訟合戦を繰り広げている。品質重視の傾向が強い米国では、ビールサーバーの性能がレストランなどでの生ビールの売り上げを左右する。両社は訴訟を通し最新技術を独占利用できるようにし、シェア拡大につなげたい考えだ。

 ボンベ使わず小型化

 ABインベブは「NOVA」、ハイネケンは「ブレード」と「SUB」と称する小型生ビールサーバーをそれぞれ外食店などに販売している。両社の提供する生ビールサーバーは従来のサーバーと異なり、ビールを注ぐために使用する炭酸ガスボンベが不要で、大幅な小型化も実現した。

 両社の生ビールサーバーの主要技術をどちらが開発したのかが、今回の訴訟の争点だ。ABインベブはブレードとSUBが同社の特許を侵害していると主張。一方のハイネケンはNOVAに使用されている装置を開発したとしており、それぞれ米国国際貿易委員会(ITC)に対し、ライバルによる米国への輸入差し止めなどを求めた。

 訴訟は4月16日に始まり、ITCは9月に調査報告書を提出し、来年1月に最終決定を下す予定。

 ABインベブはハイネケンが特許を侵害したとしてマンハッタンの連邦地方裁判所にも損害賠償を求める提訴を行っている。損害賠償額は明らかにしていない。

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