海外情勢

「一帯一路」拡大で中国埋没 国際的銀行関与、受注競争も激化 (2/2ページ)

借り手には朗報

 対照的に多国籍の銀行は、特定の建設会社を優遇し仕事を与えることを禁じる厳格な調達ルールに従っていると、シティグループは指摘する。AIIBでさえそうだという。

 融資調達先の多様化は、借り手にとっては良いことだ。中国のファイナンスにおける一帯一路の関係国向けの加重平均金利は3.5~5%。スリランカやパキスタンなどの国での借入金利は6%にも達する。借り入れコストの高さもありマレーシアのマハティール首相は昨年の就任後、マレー半島での東海岸鉄道計画(ECRL)に待ったをかけた。200億ドル規模のECRLは一帯一路における最大級のプロジェクトだ。

 ベーカーマッケンジーがまとめた中国政府の発表に基づくと、ここ3年間に一帯一路の関係国での1700件近いプロジェクトに国有企業50社が投資もしくは参加した。この道が広がれば広がるほど、押し寄せるドライバーも増えることになる。(ブルームバーグ Nisha Gopalan)

 (著者はブルームバーグ・オピニオンのコラムニストで、記事の内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)

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