海外情勢

「アレクサ」顧客住所も入手 監査チームの可能性、従業員が明かす

 米アマゾン・コムの音声アシスタント「アレクサ」ユーザーのコマンド監査チームが、位置情報にアクセスが可能な上、場合によっては顧客の自宅住所を簡単に見つけることもできることが分かった。プログラムに精通した従業員5人が明かした。

 3大陸にまたがるこのチームは、アレクサが記録した音声データの一部を書き起こし、注釈を付け、分析している。ブルームバーグが報じたこのプログラムは、コマンドに対するアレクサの理解力を高め、反応を向上させるために設けられた。

 プログラムについて公に語ることを禁じる守秘義務契約を結んだ従業員によれば、アレクサユーザーの地理座標へのアクセス権を持つチームメンバーが、外部の地図ソフトウエアにそれを入力し、ユーザーの自宅を見つけ出すのは簡単だという。

 データへのアクセス権を持つアマゾンの従業員が個人ユーザーの所在を突き止めようとした形跡はないものの、アレクサチームのメンバー2人はブルームバーグに対し、アマゾンが顧客データへの不必要に広範なアクセスを許容し、デバイスの所有者を識別しやすくしているとの懸念を示した。

 アマゾンはこの記事に対する声明で、「社内ツールへのアクセスは厳重に管理され、ごくわずかなサンプルの解析によりサービス改善などを図る上でこうしたツールを必要とする限られた従業員だけに与えられている」と指摘。「当社の方針では、いかなる理由であれ顧客データへの従業員のアクセス・使用を固く禁じており、当社システムの悪用は絶対に許容しない」と説明した。(ブルームバーグ Matt Day、Giles Turner)

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