海外情勢

銀行不良債権の基準厳格化 法人向け融資「60日延滞」も対象

 中国が融資の質向上を図る中で、銀行保険監督管理委員会(銀保監会)が国内の大手銀行に不良債権基準の厳格化を命じた。関係者が明らかにした。

 銀保監会は最近、全国的な業務を行っている銀行を対象に60日余り返済が滞っている法人向け融資を不良債権に分類するよう求める「窓口指導」を行った。従来は90日を基準としていた。

 光大証券の銀行担当チーフアナリスト、王一峰氏(北京在勤)は電話インタビューで「上場銀行にとって、こうした動きは約500億~700億元(約7970億~1兆1160億円)程度の不良債権増加になるだろう。銀保監会は銀行にできるだけ早期に不良債権を開示し、その穴埋めをすることを確実にしたいと考えている」と述べた。

 関係者によると、最大級の国有銀行と全国的な株式制銀行は年内に新たな要件を満たす必要がある。

 新要件が適用されるのは法人向け融資のみ。関係者によると、中国工商銀行など4大国有銀行は昨年から不良債権基準を厳格化している。(ブルームバーグ Jun Luo、Heng Xie)

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