海外情勢

ロンドン金融業界 求人が2年で半減 英EU離脱に不透明感

 ロンドン金融業界の求人件数が過去2年で半減したことが、人材コンサルティング会社モーガンマッキンリーの調査で分かった。英国の欧州連合(EU)離脱をめぐる不透明感が企業信頼感を損なっているという。

 調査によれば、ロンドン金融サービス業界の求人件数と金融専門の求職者数はいずれもここ2年で半分以下に減った。ただ、2018年10~12月期から今年1~3月期にかけてはともに、やや増加している。

 モーガンマッキンリーのマネージングディレクター、ハカン・エンバー氏は「政府がEU離脱合意をめぐりコンセンサスに至れないことが、ロンドン金融街の雇用主らの信頼感を急低下させた」と分析した。

 エンバー氏は英EU離脱を10月末まで延期する決定によって、企業が不安を感じ将来の計画を立てられない状態が長引くと指摘。「ロンドンからの雇用流出が続く一方、ダブリンが最大の受益者となり、ルクセンブルクやパリ、フランクフルト、アムステルダムも恩恵を受ける」との見方を示した。(ブルームバーグ Jack Farchy)

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