海外情勢

建機需要 中国企業のみ恩恵 内向き刺激策、外資は弱気見通し (2/2ページ)

世界経済引っ張れず

 一見すると利益の助けになりそうな減税だが、信頼感の危機を拭い去ることはないだろう。誰も買わないエアコンを増産しても何の役にも立たない。与信環境は依然として広範な回復支援に十分なほど緩和的でなく、銀行は確信を持てないままだ。

 こうした背景が、外国企業の業績と世界経済を浮揚させる中国の力を小さくしている。韓国の1~3月期GDPは前期比0.3%減と、過去10年で最悪のマイナス成長だった。最近落ち込んでいるドイツ製造業と同じように、韓国の不振はある程度、国内要因によるものだが、悪化した製造業と建設業は全般的に中国の工業需要が支えだ。

 何らかの環境が変わるまで、中国は世界経済の牽引(けんいん)力にはなり得ないという考え方に投資家は慣れる必要がある。あまりにも多くの難題を国内に抱えているのが中国だ。(ブルームバーグ Anjani Trivedit)

 (アンジャニ・トリベディ氏はアジアの工業セクターの企業を担当するブルームバーグ・オピニオンのコラムニストです。以前は米紙ウォールストリート・ジャーナルの仕事をしていました。このコラムの内容は必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)

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