海外情勢

中国のレアアース支配鮮明 米、貿易戦争でも関税対象から除外

 貿易戦争はレアアース(希土類)市場における中国の支配を再び浮き彫りにした。中国政府は米国のレアアース生産者1社を関税対象としたが、米国から同様の対応を免れたためだ。

 中国が1次産品輸入に対し賦課する25%の関税の対象品目には、かつてレアアース生産で世界最大だったMPマテリアルズが採掘した産品が含まれる。同社は米カリフォルニア州のマウンテンパス鉱山から電気自動車(EV)のモーターに使われるネオジムやプラセオジムを含む3000トンから4000トンのコンセントレート(濃縮物)を輸出している。

 一方の米国は、中国からの輸入品3000億ドル(約3兆3000億円)に対して賦課を見込む関税の対象から医薬品と一部医療品、重要な鉱物とともにレアアースを除外した。米国が電子機器や軍用ハードウエアにも使用されるこうした品目を外したのはこれで2回目だ。(ブルームバーグ Jason Rogers、Joe Deaux)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus