海外情勢

米・香港から上場予備軍奪取 中国、IPO誘致強化の努力結実 (1/3ページ)

 中国国内の著名ハイテク企業が軒並み海外市場で新規株式公開(IPO)を実施する一方、中国は将来の有力企業を国内につなぎ止めようと尽力してきた。こうした努力が実を結びつつあるようだ。

 中国は地場の有力ハイテク企業を多数輩出してきた。半面、国内証券取引所への上場に厳格な規制を設けてきた結果、有名企業の大半は株式の上場先として本土を外し、香港や米国市場を選んできた。

 昨年11月に習近平国家主席が打ち出し、上海証券取引所が近く新設予定のハイテクベンチャー向け市場「科創板」は自国の将来有望な企業のIPOが海外に流出するのを防ごうとする当局の最新の試みといえる。IPOの誘致強化を目指す当局は「科創板」設置に際し、規制緩和の方針を打ち出しており、それが起業家の信頼を得ているようだ。

 バイオメディカルのサンプル用保管器具を生産する青島海爾生物医療、自動車保険代理店の盛世大聯保険代理、ソフトウエアプロバイダーのセルタスネット・インフォメーション・アンド・テクノロジーなどは、3月以降、上場予定先を香港から上海に変更した。

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