27日の東京株

65円高 日米貿易の警戒感和らぎ、3日ぶり反発

 週明け27日の東京株式市場は、来日中のトランプ米大統領が対日貿易問題で強硬姿勢を示さなかったことから、目先の警戒感が和らいで買いが強まり、日経平均株価は3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比65円36銭高の2万1182円58銭。一方、円高進行を懸念した売りも根強く、一時値下がりに転じる場面もあった。

 トランプ氏は夏の参院選まで日本との貿易交渉の決着を急がない考えを表明。日本に不利な内容の要求を懸念していた投資家が買い戻しに動いた。

 ただ、参院選後は米国が貿易交渉を強めてくるとの先行き懸念は根強く、平均株価の上げ幅は限定的だった。午後に入ると、27日の米英が休場となるため、小幅な値動きが続いた。

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