国内

金融と高齢化で報告書 G20に提出へ 認知症対応など (1/3ページ)

 G20財務相・中央銀行総裁会議を前に、下部組織の「GPFI」が6日、国際社会が直面する金融面での高齢化の課題と対応について報告書をまとめた。2050年には世界人口の約2割が60歳以上になると指摘した上で、金融教育や認知症への対応など、金融面で各国が取り組むべき8項目の優先課題を提示した。報告書はG20会議に提出し、承認される見通しだ。

 報告書の取りまとめに際しては、世界で最も高齢化が進展している“課題先進国”として日本が主導的な役割を果たしたといい、高齢化を見越した資産運用のあり方など日本の経験も多く盛り込まれた。

 報告書では、まだ高齢化が進んでいない国でも「近い将来に経験する」と指摘。社会保障が充実していない国ほど高齢化の影響は深刻だとし、若い世代に必要以上の経済的負担を負わせないためにも、金融面での課題に「今から取り組むことが重要」とした。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus