海外情勢

大豆よりホットな新タンパク質源 フェイクミート革命の主役はエンドウ豆 (1/2ページ)

 エンドウ豆が新たなタンパク質源として食品業界で注目されているのは、大豆に関する悪いニュースへの過剰反応か畜産が環境に及ぼす影響への懸念のせいかもしれない。ただ、いずれにしてもこうした状況を無視することは到底できない。

 代替肉の株価3倍

 代替肉を手掛ける米ビヨンド・ミートは新規株式公開(IPO)後の取引初日の5月2日、株価が一時IPO価格の3倍近くとなった。フェイクミート革命を主導する同社のビーガン(完全菜食主義者)向けバーガーやソーセージの主な原料はエンドウ豆だ。エンドウ豆由来のプロテインは特に食肉や乳製品、シーフードなどの代替品メーカーの間で人気が急上昇している。

 ライトライフの新たなバーガーもエンドウ豆がベース。リップル・フーズはエンドウ豆由来の代替乳製品の商品ラインを展開している。このほかジャストの卵を使わない卵製品やグッド・キャッチ・フーズの魚不使用のツナ缶、英国を拠点とするノマド・フーズの「グリーン・キュイジーン」シリーズの肉なしバーガー、ソーセージ、スウェーデン風ミートボールにもエンドウ豆が使用されている。

 エンドウ豆がそうしたホットな商品となる中、業界大手各社は供給拡大に向け準備を進めている。

 ピープロテイン(エンドウ豆由来のプロテイン)の世界売上高は2025年までに4倍に膨らむと、食品メーカー数社の顧問・取締役を務めるヘンク・フーゲンキャンプ氏は予想。植物由来の代替肉製品の消費増加が伸びの主因だという。

 エンドウ豆栽培は北部の気候に適しており、カナダは20年に生産量全体の30%を占め、世界最大の生産国となるとみられているとフーゲンキャンプ氏は語る。同国のほか、フランスやベルギー、ドイツでも、新たな加工施設の建設が進んでいる。

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