10日の東京株

249円高 米のメキシコ関税見送り好感

 週明け10日の東京株式市場は、日経平均株価が大幅続伸した。終値は前週末比249円71銭高の2万1134円42銭で、約2週間ぶりの高値を付けた。米国がメキシコへの関税措置を見送ったことを歓迎する買い戻しが入った。午後も堅調な値動きで、節目の2万1000円を回復した。

 米国が10日に発動すると警戒感が強まっていたメキシコ関税が回避され、貿易摩擦の激化を懸念する投資家の不安心理がひとまず和らいだ。

 メキシコに生産拠点を持つマツダや生産面でメキシコへの依存度が大きいトヨタ自動車など、関税による影響が心配されていた銘柄が買われた。米国が景気下支え策として利下げに踏み切るとの期待もプラス材料となった。

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