高論卓説

解決策に世界が注目、農業課題先進国の日本 指導的立場に期待 (1/3ページ)

 20カ国・地域(G20)農相会議が5月11、12日、新潟市で行われ、「世界の農地の約60%、農産物の約80%を占めるG20農相として、増加する世界人口を養うために、資源の持続可能性を確保しつつ、生産性を上げていくことを目指す」ことが確認された。

 日本は先進国の中でも急速な人口減少に加え、農業就労人口の減少や高齢化、耕作放棄地の増加など他の先進国が今後抱える大きな社会問題に直面する。先端技術を駆使したスマート農業で乗り越えようとしている。まさに「世界の農業課題の先進国」といっていいだろう。この問題をどう乗り越えるかは世界中が注目している。

 「先進国はいずれも人口減少の問題を抱えている。しかも農業人口に占める高齢者の割合はいずれも高い。新興国もまたいずれはそうした問題を抱えることになる。日本は世界が抱える問題を世界に先駆けて対応しなければならない立場にある。だからどう対応するのか、世界中の人たちが関心を持って見ている」(農林水産省G20担当官)

 G20農相会議が始まったのは2011年から。フランスのパリで行われたG20農業大臣会合から。G20は当初、金融問題を議論するために行われていたが07年ごろにはバイオ燃料の需要急増からトウモロコシ、サトウキビなどの穀物価格が高騰。

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