海外情勢

高級ブランドもネット通販 中国開拓、EC企業との連携に軸足 (1/4ページ)

 中国で高級ブランド品をインターネットで購入する動きが加速する中、多くの高級ブランドは数十年来のやり方を見直し、ネット企業との連携で顧客ニーズを捉える戦略へと軸足を移しつつある。

 リスク覚悟の転換

 コンサルティング会社マッキンゼーの4月26日付リポートによれば、昨年、世界で購入された高級品の3分の1、7700億元(約12兆円)相当を中国人が購入した。2025年までには約1兆2000億元と、ほぼ倍増する見通しだ。また、同社の試算では、昨年の中国における高級品のネット購入額は616億元。全体に占める割合はまだ小さいものの、25年までに2倍以上の約1470億元に拡大すると見通している。

 高級ブランドといえば、おしゃれな店舗で丁重なサービスを提供することで顧客に「特別感」を与え、独自のイメージを構築してきた。閉鎖性を強調して高い名声を築いてきたブランドにとって、ネット販売はリスクも伴う。

 デジタルコンサルティング会社31テンのゼネラルマネジャー、クレメント・ルドルムール氏(上海在勤)は「高級ブランドは過度に手軽な存在にはなりたくないと考えている。下着やズボンと一緒くたにできない」と指摘する。

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