海外情勢

高級ブランドもネット通販 中国開拓、EC企業との連携に軸足 (2/4ページ)

 だが、中国では消費者動向の変化により、世界的な高級品企業は長年の戦略の見直しと中国市場に合わせた新戦略の展開を余儀なくされている。米国との貿易をめぐる対立が深刻化し、中国経済が鈍化する中、中国人消費者をつなぎ留めるのは非常に重要で、ネット通販などデジタルプラットフォームと距離を置くのは難しい。

 このため、中国の巨大ネット企業と組んでネット販売に進出する高級ブランドが増えている。

 中国の電子商取引(EC)最大手、アリババグループ傘下の天猫(Tモール)が17年に開設した完全招待制ラグジュアリー・プラットフォーム「ラグジュアリー・パビリオン」のようにデザイナー商品に特化したプラットフォームは、差別化を図りたいブランドには魅力的だ。ラグジュアリー・パビリオンはDKNYやヴェルサーチなど100余りのブランドを扱い、アリババは「来年3月までに取り扱うブランド数を2倍にしたい」(ファッション・高級品担当ゼネラルマネジャーのジェシカ・リュウ氏)考えだ。

 中国の大手ショッピングサイト「京東商城」(JDドットコム)も高級品のラインアップを拡充している。高級ECサイトを運営する英ファーフェッチ(ロンドン)は今年2月、中国事業「ファーフェッチ・チャイナ」とJDの高級品サイト「トップライフ」の統合に合意したと発表。これにより、JDの顧客はファーフェッチが扱う1000以上のブランドを購入できるようになる。

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