海外情勢

高級ブランドもネット通販 中国開拓、EC企業との連携に軸足 (3/4ページ)

 実店舗より好都合

 米ファッションブランドのラルフローレンもネット販売は全体的に増えている。同社のルーベ最高経営責任者(CEO)はネット通販を慎重に検討し、自社ブランドにかなう場所を注意深く選択。中国ではTモール、JDの両サイトなどで販売している。同CEOは「あらゆる機会に飛びつくわけではなく、顧客が買い物をしたい場所にいる必要がある」と語った。

 欧米の高級ブランドは、アリババとしのぎを削る中国IT大手の騰訊(テンセント)が手掛ける人気メッセージアプリ、微信(ウィーチャット)も宣伝に活用している。米高級宝飾品のティファニーは中国のネットバレンタインデーの5月20日に微信で期間限定プロモーションを行った。

 自社ECサイトを運営するフランスの高級品大手ルイ・ヴィトンは5月、中国の消費者へのブランド宣伝に向け、中国版インスタグラムとして若い女性ユーザーから圧倒的支持を得ている会員制交流サイト(SNS)型ECアプリ「小紅書(RED)」のソーシャルコマースサイトにアカウントを開設した。

 英高級ブランド、アレキサンダー・マックイーンやバーバリー、仏サンローランなどもネットでの露出を増やすため、中国企業と提携している。

 一方、ブランドにとって実店舗の進出よりネット販売の方が都合が良い点もある。

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