海外情勢

ベトナム、豚肉リスク分散 コレラ対策 家畜の多様化促す (1/3ページ)

 アジアを中心にアフリカ豚コレラ(ASF)が猛威を振るう中、ベトナム政府は対策として畜産農家の家畜の種類を多様化する政策を進めている。多くの農家が豚から牛や鴨、鶏、ダチョウに切り替えている。

 牛の飼育3倍計画

 ベトナムでは、2月初頭に北部の2省でASFの感染が報告されて以来、170万頭の豚が殺処分された。

 中国はベトナムの20倍の豚肉生産量があるが、感染が最初に報告されて以来、約10カ月で殺処分に至った頭数はベトナムよりも少ない。

 ベトナムでは昔からタンパク源として豚肉が好まれてきた。同国の昨年の肉類消費の内訳は、豚肉が約70%、鶏肉が約20%、牛肉は10%以下だった。

 ベトナム政府は、1人当たりの豚肉消費量が世界で最も多い国の一つである同国でのASF蔓延(まんえん)は大きな経済的打撃になると警告し、養豚農家に多種の家畜を飼育するよう勧めている。さらに、流通事業者には価格高騰を避けるため、健康な豚を冷凍して在庫を増やすよう指示した。

 ベトナムのフック首相は、農家の生活と国民の食料供給を確保するため、畜産業界に対し、飼育する家畜の種類を重視するよう呼び掛けている。

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