海外情勢

ビーフジャーキーも「主食」 米の低所得者向け補助見直し案、健康に懸念残す (1/3ページ)

 米政府による低所得者向け補助制度でビーフジャーキーやオリーブのピクルス、スプレー缶入りチーズなどが「主食」の対象に含まれる可能性が出てきた。

 低所得者を対象

 トランプ米政権は4月、以前「フードスタンプ」と呼ばれていた補助的栄養支援プログラム(SNAP)の承認小売店の在庫の必須項目の見直し案を公開し、パブリックコメントを受け付けていた。これに対し、米非営利団体、公益科学センターは低所得者が健康的な食品を入手しにくくなると批判している。

 SNAPは主食を肉、乳製品、穀類、果物・野菜の4つのカテゴリーに分類し、菓子類やデザートなど認可対象外の「付属食品」と区別してきた。小売店がSNAPを取り扱う認可を得るには主食の全カテゴリーについて一定数の在庫を確保していなければならない。見直し案では、受給者が購入できる食品に変更はない。

 今回の見直しをめぐっては、店舗数の多い小型小売店の負担を減らし受給者がSNAPを使いやすくしようとする米農務省の主張と、肥満防止に貧困層が多く住む地域の小売店で健康的な食品を取りそろえるべきだとする公益科学センターの主張が対立している。

 2017年度に認可された小売店のうち45%がコンビニエンスストアにもかかわらず、SNAPによる支給額の82%はウォルマートやターゲットなどの大型スーパーで利用され、コンビニでの利用は6%にすぎない。

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