海外情勢

ビーフジャーキーも「主食」 米の低所得者向け補助見直し案、健康に懸念残す (2/3ページ)

 農務省は今回の見直しにより、在庫の必須項目が6つ減り、小売店の経済的負担が軽減するとみている。18年3月に同省が発表した「主食に関する概要」は、主食を「多くの家庭で通常に食事として食卓に提供されている基本的な食品」と定義し、ビーフジャーキーを牛肉のカテゴリーに含まれる主食の例として記載した。

 同省食料・栄養局のブルック・ハーディソン氏は、18年1月発表の農務省政策覚書で「原材料が複数にわたる食品は、主原料が主食である場合は主食と見なされる」との記載を根拠に、「スプレー缶入りのチーズの主原料は通常チーズで主食に当たる。当省は既にビーフジャーキーも概要で定義された主食と考えている」と述べた。

 「さらに無意味に」

 公益科学センターの栄養政策担当責任者、マーゴ・ウータン氏は「トランプ大統領の規定案でSNAPはさらに無意味になった。規定案によると、果物・野菜の在庫はリンゴやオレンジ、バナナでそろえられる。一方、酒屋はレモンジュースやドライフルーツ、添え物用の砂糖漬けチェリーやオリーブのピクルスでの在庫も可能となる。こうした食品は家族に夕食として提供はできない」と話す。さらに今回の見直しはレーガン元大統領が学校給食のプログラムでケチャップを野菜に区分したのと同様にばかげていると言う。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus