海外情勢

レアアース輸出、中国が抑制の可能性 オーストラリア産で代替、米製造に活路 (1/2ページ)

 米中貿易戦争の激化に伴い、中国が米国への対抗措置としてレアアース(希土類)輸出を抑制すれば、電気自動車(EV)やドローン、ロボットで使われる磁石のメーカーなどレアアースに頼る米企業は供給確保に向け奔走を迫られる可能性が高い。中国に代わって米製造業にレアアースを供給できる国はどこになるのか探った。

 【オーストラリア】 米地質調査所(USGS)によると、中国を除いた最大のレアアース産出国はオーストラリアだ。昨年の産出量は2万トン。前年の1万9000トンから増加した。中国以外でレアアース最大手のライナスが運営する鉱山は豪州にある。同社は、2025年までにレアアースのネオジムとプラセオジムの生産をほぼ倍にする計画だ。ブルー・ラインとの合弁会社を通じ、米国で見込まれる不足分の穴埋めも支援する方針。

 【エストニア】 レアアースの対米輸出で中国に次ぐ2位がエストニアだとUSGSのデータは示している。ネオ・パフォーマンス・マテリアルズの資料によれば、同社がエストニアに置くシルメット生産施設ではレアアース商品2500トンの生産が可能だ。

 【ミャンマー】 USGSによれば、レアアース産出で中国と米国、豪州に次ぐのがミャンマー。昨年の産出量は5000トンだった。SMMインフォメーション&テクノロジーは、中国政府が5月14日にミャンマーからのレアアース鉱石輸入を禁止したと伝えた。

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