海外情勢

ベトナムで人気、配給時代再現の懐古カフェ 日本進出も計画 (1/2ページ)

 ベトナムで、配給制だった1970~80年代の雰囲気を再現したコーヒーチェーン「コンカフェ」が人気を集めている。米スターバックスなど、現代的な店構えを追求する他店の逆を行く懐古調の味わいが顧客の評判を呼び、海外展開も開始。日本への進出も視野に入れている。

 元歌手の創業者、リン・ズンさんが2007年、首都ハノイに1号店を開店。ベトナム戦争が終わった1975年に生まれたズンさんの幼少期は、ベトナムがまだ貧しく、主要な食料や生活物資は配給制だった。軍の存在も身近だったその頃のたたずまいを店に取り入れ、既存のカフェとはひと味違う空間に仕上げた。

 店員の服装やインテリアは、軍用物資によく使われるカーキ色や濃緑色を基調にし、看板を政治宣伝風にデザインした店舗もある。

 ハノイ中心部の店舗に入ると、軍用の帽子多数を装飾として壁に取り付けたり、レジのカウンターをコンクリート製の防御陣地に模したりしていた。高く積まれた本の山を見ると、ロシアの革命家、レーニンの著作も。木製の椅子に座って冷えたコーヒーをすすると、タイムスリップした感覚に襲われる。

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