海外情勢

FCA経営統合に未練隠せず…ルノー、仏政府と関係修復探る (1/2ページ)

 ルノーのジャンドミニク・スナール会長は、白紙になった欧米大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)との経営統合案への未練を隠さなかった。今後、交渉が再開される可能性もあるが、経営統合の実現にはルノーと筆頭株主のフランス政府間の考えの相違を埋めることが必要不可欠となる。

 「フランス政府との考え方の違いがあった」。スナール氏は12日にパリで開催された株主総会でFCAとの統合案が撤回された経緯についてこう語った。FCAが統合案の撤回を決めたのは、フランス政府の介入が引き金になったとみられている。

 ルメール仏経済・財務相は統合にあたり、ルノーと連合を組む日産自動車の同意が必要だと主張。FCAの提案はルノーと日産の提携関係を尊重していないなどと難色を示していた。さらに、FCAとルノーによる新会社の取締役会人事などでも条件を示し、「全てうまくいくには時間がかかる。急いではいけない」とクギを刺していた。

 ロイター通信などによると、スナール氏は統合案へのフランス政府の介入を激怒。スナール氏がマクロン大統領に面会を申し入れたが、面会を拒否されたという。ルノーとフランス政府との亀裂は隠せない状況だ。

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