海外情勢

中国の対米摩擦、2035年まで続く恐れ 中国政府系「戦略探り合いがミス誘発」

 米中貿易摩擦は2035年まで続く恐れがある-。中国政府系シンクタンクの上席研究員がこのほどこんな見方を示した。中国国際経済交流センターの張燕生首席研究員は、両国が今後数年間、互いの戦略的な意図を試すことになり、貿易協議を難しくさせる判断ミスに陥りやすいと指摘した。張氏は国家発展改革委員会に勤務した経歴を持つ。

 同氏によると、最も困難な時期は21年から25年であり、経済と貿易、技術、金融の分野で衝突が生じる恐れがある。26年から35年にかけては、中国と米国は「非合理な対立」から「合理的な協力」に向かう可能性があるという。

 米中貿易協議は5月前半に行き詰まり、トランプ大統領が中国のテクノロジー企業の妨害も辞さない構えを示したことから、早期妥結期待が後退した。張氏は交渉行き詰まりを引き起こしたのは米国が中国に貿易収支と構造改革、法改正の面で直ちに大改革を要求したためだと指摘。「これら3つの点で、短期間に実現できることはない」とし、米国が求める執行システムは中国自身の能力を超えており、要求された法改正は「技術的ハードルが高過ぎた」と付け加えた。(ブルームバーグ Miao Han)

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