骨太

「脱炭素社会」実現へ技術開発でリード (2/2ページ)

 明記された事例のうち、特に水素分野は燃料電池車(FCV)や家庭向け燃料電池(エネファーム)の市場投入などの技術開発で世界をリードする。またCO2の有効活用も人工光合成などの研究が産学官連携で進む。日本主導で実用化に向けた技術開発が進めば、企業の技術輸出につながるほか、脱炭素社会に向けた日本の国際的な発言力が高まる効果もある。

 また太陽光発電などの再生可能エネルギーの大量導入を後押しするような電力ネットワークの増強や、天候などの要因に左右されやすい再生エネをサポートするため、「必要な供給力・調整力」の仕組みを整えるとした。原子力発電所については安全性を最優先としつつ、再稼働を進めるとの方向性を示した。(佐久間修志)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus