株価・外為

東京株寄りつき290円高 米中会談進展を好感

 1日の東京株式市場は、米中貿易摩擦の激化懸念が後退したことが好感され、大幅反発して始まった。6月29日の米中首脳会談は、トランプ米大統領が中国製品に対する追加関税の発動を当面見送り、通商協議の再開で合意。さらにファーウェイと米国企業の取引再開も容認されたことが市場心理を和らげた。

 日経平均株価は前週末終値比290円35銭高の2万1566円27銭で取引が始まった。その後も上げ幅を拡大している。

 東京外国為替市場では円安が進行。朝方は1ドル=108円半ばまで円が売られる場面もあった。

 米中貿易摩擦がいったんは和らいだことを受けて、投資家が円を売って、株式などのリスク資産を買う動きにつながった。30日に米朝首脳会談が実現したことも市場に歓迎された。

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