海外情勢

衣料で苦戦、高級品に軸足 比ロビンソンズ、食品・美容など拡大 (1/2ページ)

 フィリピン・マニラを拠点とする小売り大手ロビンソンズ・リテールが営業利益率低下と競争激化を背景に、衣料品分野からの撤退を視野に、軸足を高級品市場に移す。さらに高級食品市場への参入に加え、美容関連商品やペット用品で外資とのフランチャイズ事業を拡大し、今後5年間で年15%の増収を目指す。

 独自サイト開設検討

 同社はファーストリテイリングの衣料品チェーン「ユニクロ」などとの競争に苦戦し、ファッション事業からの撤退を検討。2014年の9ブランド、60店を18年末に6ブランド、40店に縮小した。

 一方、昨年12月には韓国の美容製品小売りのアルコバやクラブクリオのフィリピンでのフランチャイズ権を取得。化粧品ブランドのエリザベス・アーデンや資生堂、ベネフィットコスメティクスなどを販売する既存の15店に追加する。

 10月にはシンガポールのペットショップチェーン、ペットラバーズセンターのライセンスも取得し、年内に2店目をオープンする予定だ。

 買い物代行アプリのオネストビーがフィリピンでの営業を停止した影響でロビンソンズの売上高は大きく落ち込んでおり、独自サイトの立ち上げも検討している。

 ロビンソンズのロビーナ・ゴコンウェイ最高経営責任者(CEO)は「英トップショップやドロシーパーキンスなどのブランドに投資しているものの、ファッション業界はより斬新で低価格なブランド参入で大変厳しい状況になっている。既にファッション部門の店舗数を減らしているが、全面的な撤退も検討する必要がある。市場が伸びているペット、健康、美容関連商品により多くの収益を見込んでいると」述べた。

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