海外情勢

貿易不確実性、引き続き重し FRB議長が議会証言 月内利下げ観測強まる (2/2ページ)

 低インフレ情勢注視

 パウエル議長は「見通しに対する不確実性はここ数カ月で増してきている」とし、「海外の幾つかの主要国で経済の勢いが鈍化しているようだ。そうした弱さが米経済に影響を及ぼす可能性はある。その上、通商をめぐる動向や連邦債務上限、英国の欧州連合(EU)離脱など、政府が扱う多くの政策課題がなお解決されていない」と指摘した。

 パウエル議長はまた、弱いインフレ指標が「現在われわれが予想している以上に長引く」リスクなど、情勢を米金融当局が注視していると説明。企業投資の伸び鈍化や世界的な景気減速、住宅投資や工業生産が鈍っていることも指摘した。

 JPモルガン・チェースの米国担当チーフエコノミスト、マイケル・フェロリ氏は「今月のFOMC会合で金融当局が緩和方向に傾く可能性が強く示唆された」と分析。「雇用統計の内容改善より、見通しへの重しとなっている不確実性を強調する姿勢に変わりはなかった」と話した。(ブルームバーグ Craig Torres、Christopher Condon)

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