ニュースレビュー

7.7~11 海外

 ドイツ銀、1万8000人削減

 経営再建中のドイツ銀行は7日、フルタイム従業員の2割超に当たる約1万8000人を2022年までに削減すると発表した。株式売買業務から撤退し、業績不振の主因である投資銀行部門の資産約740億ユーロ(約9兆円)を分離して受け皿会社に移すことも決めた。

 宇宙旅行会社が初上場へ

 英ヴァージン・グループ創始者のリチャード・ブランソン氏が率いる米宇宙旅行会社ヴァージンギャラクティックは9日までに、年内に上場企業になると発表した。宇宙旅行会社の上場は初めて。出資を受けて財政基盤を安定させる狙い。旅行の予約者は600人超という。

 中国6月新車販売台数9%減

 中国自動車工業協会は10日、6月の新車販売台数が前年同月比9.6%減の205万6000台だったと発表した。米中貿易摩擦のあおりで消費の冷え込みが続き、12カ月連続で前年同月水準を下回った。乗用車が7.8%減、商用車は17.8%減だった。

 EUトップ候補、英離脱延期容認も

 欧州連合(EU)のユンケル欧州委員長の後任候補に指名されたドイツのフォンデアライエン国防相は10日、欧州議会議員らに「英国が(EU離脱の国内手続きに)時間が必要なら、そうするのが正しいと思う」と述べ、10月末の離脱期日の延期は容認できるとの考えを示した。

 FRB議長、米利下げ月末にも

 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は10日、議会下院で証言した。「貿易摩擦による不確実性や世界経済の減速懸念が米経済の重し」と指摘し、景気拡大の維持へ「適切に行動する」と表明。月末の連邦公開市場委員会で利下げに踏み切る可能性が強まった。

 VW、ビートル生産終了

 独フォルクスワーゲン(VW)は10日、小型車「ビートル」の生産を終了したと発表した。ナチス・ドイツの国民車構想に基づいて1938年に初代が誕生して以来、約80年の歴史に幕を下ろした。メキシコで生産された最後の1台は、同国にあるVWの博物館に収蔵される。

 米、仏IT課税の調査開始

 トランプ米政権は10日、通商法301条に基づき、米グーグルなどIT大手を対象にしたフランスの「デジタル課税」が不公正かどうか調査を始めたと発表した。不公正と判断すれば、制裁措置を発動する方針だ。法案は11日、仏上院で賛成多数で可決され、成立した。

 米大統領、仮想通貨「信頼性ない」

 トランプ米大統領は11日、フェイスブックが計画する暗号資産(仮想通貨)「リブラ」について「信頼性をほとんど得られないだろう」とツイッターに投稿し、金融サービスを提供する場合は「他の銀行と同様に全ての規制に従わなければならない」との認識を示した。

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