海外情勢

北朝鮮に「ぜいたく品」流入 マイバッハなど、日本車256台も

 米国のシンクタンク「C4ADS」は16日、北朝鮮が2015~17年に高級車など803台を輸入し、うち3割を超える256台が日本車だったとする報告書を発表した。国連安全保障理事会の制裁決議は「ぜいたく品」の対北輸出を禁じているが、報告書は約90カ国がぜいたく品の流入に関与していると指摘。監視体制の強化を提言した。

 日本車の内訳はトヨタ自動車がレクサスなど211台、日産自動車43台、三菱自動車2台。ロシアを通じ北朝鮮に渡ったという。

 報告書はさらに、今年1月に金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の利用が確認された、ドイツ製高級車「メルセデス・マイバッハS600」の防弾仕様車の密輸ルートを追跡。昨年6月にオランダを出発し、中国・大連や大阪、韓国・釜山を経由、同10月にロシア極東から北に空輸されたと推定した。

 韓国-ロシア間を運搬した貨物船では18日間にわたり、船舶の位置を知らせる識別装置の信号が消えるなど、探知を回避する手法が採られたと指摘した。

 昨年以降、国内外で実施された首脳会談では、北朝鮮がベンツやレクサスなどの高級車を使用していることが映像で確認されている。(ニューヨーク支局)

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