9日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は、米中対立への懸念が重しとなって反落し、前日比90・75ドル安の2万6287・44ドルで取引を終えた。ハイテク株主体のナスダック総合指数は80・02ポイント安の7959・14。
ダウ平均は、午前中の取引で大幅に下落した。トランプ米大統領が、中国との貿易協議に関し「合意の用意はできていない」と語ったと伝わり、米中対立の長期化に対する警戒感が拡大。前日からの下げ幅は一時280ドルに達した。
その後は週末を控えて持ち高を調整するための買い注文が優勢となり、一時はプラス圏に浮上する場面もあった。
(共同)