海外情勢

アメリカで借り換えラッシュ 住宅ローン金利低下で申請急増 (1/2ページ)

 米国で金利低下を背景に、住宅ローンの借り換えラッシュが起きている。借り入れ期間30年の住宅ローン金利が2016年終盤以来の低水準となったためだ。これまで借り換えを見合わせていた住宅所有者の多くがここぞとばかりに借り換えに動いている。

 30年固定3.6%

 ワシントンを本拠とする住宅ローン仲介業者のコーナーストーン・ファースト・ファイナンシャルが通常扱うローンの7割は新規の住宅購入向けだが、最近では借り換えが7割を占める。同社のように住宅ローンの貸し手と借り手を仲介する業者は猫の手も借りたいほど忙しい。ウォール街の大手銀行が住宅ローン部門を縮小させたため、借り手が仲介業者に殺到しているからだ。大手行はここ数年で数千人規模の人員削減を行い、ローン借り換え申請の担当要員が少なくなった。銀行は増員に乗り出すものの、採用後すぐにレイオフ(一時解雇)を強いられることがないよう、採用ペースは控えめだ。米国でさまざまな借入金利が低下していても貸し手が住宅ローンの金利をなかなか下げようとしないのは、こうした事情もあるようだ。

 それでもフレディマック(連邦住宅貸付抵当公社)が発表した借り入れ期間30年の住宅ローンの固定金利は3.6%と、16年11月以来の低さだ。データ分析会社のブラック・ナイトによれば、この水準では約1000万人が少なくとも0.75%金利が低いローンに借り換えることが可能だという。

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