国内

厳しい財政状況、飛躍にIR必要 横浜市、誘致を正式表明

 横浜市の林文子市長は22日、市役所で記者会見し、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)を誘致することを正式表明した。山下公園に隣接する横浜港・山下ふ頭(同市中区)に整備し、2020年代後半の開業を目指す。大阪府・市、和歌山、長崎両県に続き、誘致表明は4カ所目となる。

 18年7月に成立したIR整備法で立地区域は全国で最大3カ所とされ、早ければ来年中にも決まる見通し。誘致をめぐって各自治体との激しい競争が予想される。林市長はこれまで誘致について「白紙の状態」としてきたが、22日の記者会見で「厳しい財政状況が見込まれる中、飛躍するにはIRが必要だと判断した」と述べた。

 政府は、開業を認める区域の選定基準などを盛り込んだ基本方針案を早ければ9月にも公表する方向で、誘致を希望する自治体の整備計画の評価基準を盛り込む。具体的には、経済効果やギャンブル依存症対策に関する項目が想定される。

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