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肉体的に過酷…食肉加工 アメリカ最大手が自動化に挑む (1/2ページ)

 米食肉加工最大手タイソン・フーズが自動化とロボット工学による人手不足解消に取り組んでいる。食肉加工業界は厳しい労働環境で人手不足に長年悩まされており、アーカンソー州スプリングデールにある製造自動化センターで最新の機械学習を食肉加工に応用する。

 同センターには多様なロボットが設置され、メカニカルアームがスマートカメラを使って物体を色分けし積み重ねたり、大型の機械が荷役作業用パレットを積み重ねる様子が見られる。

 技術の飛躍的な発達により、他の食品製造に比べ非常に多くの人手がかかり、正確性と早さが要求される食肉加工への応用が可能になった。ロボットで難しかった食肉のパッキングに必要な大量の洗浄や消毒作業についても機械の作製が進んでいる。

 タイソンでエンジニアリングを担当するダグ・フォアマン氏は「食肉加工工場で使用するロボットの多くは現在市場に存在せず、独自開発かパートナーとの協力で作り上げるしかない」とした。しかし、必要な技術は既に存在する。

 タイソンは肉体的に過酷で反復作業が多く、危険も伴う食肉加工作業の改善を目指し、数百万ドルをかけ約2400平方メートルの自動化センターを開設した。マーティ・リン所長はゼネラル・モーターズ(GM)で30年間の経歴があり、「自動化は食肉加工業が前進する鍵となる。これを外部に発注するつもりはない。米国で作り上げる」と述べた。

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