よむベトナムトレンド

キャッシュレス決済 ベトナムで急速に浸透の見通し (1/2ページ)

 ベトナム政府はキャッシュレス決済を奨励し、2020年までに国内の現金取引比率を10%未満に減らすことを目標に掲げている。この目標のため具体的な施策も取られており、水道・電気・電話および通信サービスプロバイダーのうち少なくとも70%が、個人や世帯にキャッシュレス決済に対応するよう求めている。

 若年層多く順応早い

 消費者側の視点で見ると、ベトナムは人口の70%が35歳未満と若く、新たなテクノロジーが受け入れられやすい下地があり、新しい消費習慣への順応も早い。実際ベトナムでは、電子商取引(EC)での支払い方法が変化している。米クレジットカード大手、ビザが約500人を対象に行った調査によると、83%が少なくとも月1回はオンラインショッピングをしており、支払いに代引きを選択した割合は15年の91%から18年には70%に減少している。

 スマートフォンとインターネット普及率は、それぞれ72%、57%(17年)と高い水準となっている。19年第1四半期の電子決済の総取引額は前年同期比13.5%増、取引数で見ると同65.8%増となった。モバイル決済についても、取引額で232.3%、取引数で97.8%の増加となっている。

 シェア争い70社以上

 急速な拡大を続ける電子決済市場では、銀行(45行)、独立系モバイル決済(14社)、ネットサービス(8社)、通信(3社)、小売り・その他(3社)と70以上の事業者が参入し、シェアを争っている。約800人を対象とした18年の投資情報サイト「ニプ・カオウ・ダオウ・トゥ」による調査では、「MoMo」が最多ユーザーを獲得。一方、SNSとして多くのユーザー数を抱える「ZaloPay」が伸びてくるとの予測もある。

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus