国内

投票率向上の切り札、「共通投票所」はなぜ広がらないのか (3/3ページ)

 災害時にも活用

 しかし人口減少や過疎化を背景に、投票機会は縮み続けている。

 投票所の数は平成13年の約5万3400カ所をピークに、今回の参院選では約4万7千カ所まで減少。投票の終了時間を午後8時より前に早める投票所も全体の約35%に上った。

 一方で、投票所を減らしつつ、共通投票所を有効活用しようとする自治体もある。青森県つがる市では今年1月、49あった投票所を17カ所に再編成した上で無線接続でつなぎ、すべてを共通投票所として運用する取り組みを始めた。担当者は「人口や職員が減る中で、これまでの投票所の体制を維持するのは困難。有権者が投票しやすい環境とは何かを考えた」という。

 河村氏は「リスクやコストはゼロではないが、導入による今後のメリットをよく考えるべきだ」と指摘。「災害で従来の投票所が使えない事態などへのリスクヘッジにもつながる」とし、地域の事情に応じてバスなどによる共通投票所への移動支援なども検討すべきだと話した。

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