国内

環境債に国際的認証を付与 JCR、日本企業初のサービス

 信用格付け機関の日本格付研究所(JCR)は、企業が環境対策に必要な資金を調達するグリーンボンド(環境債)を発行する際に、使途の適正さを評価して国際的な認証を与えるサービスを始めた。

 環境債の定義の策定などを進めてきた、ロンドンに拠点を置く国際組織「気候債券イニシアチブ(CBI)」の実務を請け負う認定検証機関として承認された。JCRによると、日本企業で認められたのは初めて。

 環境への配慮は近年、投資家の支持を集める重要な鍵になり、企業が取り組みを競っている。CBIのお墨付きを得れば、環境改善のための資金集めが容易になり、自社製品やブランドの国際競争力強化につながる。

 海外では、環境に配慮したように偽った「グリーンウォッシング」と呼ばれる活動が批判を受けることがある。認証を取れば、見せかけではない、環境改善の効果のある企業活動だと証明できる。

 環境省によると、2018年の国内での環境債発行総額は5000億円を超え、17年実績から約2.4倍に膨らんだ。18年は日本郵船などが環境債を発行した。19年には明電舎が環境債の発行に当たり、CBIの認証を取得した。

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