海外情勢

事業証券化、最高額に迫る 年初来60億ドル超 低格付け企業に機運

 高格付け企業の社債利回りが急低下する中、ファストフードチェーンのような高リスク企業がほぼあらゆる資産を担保として資金調達する機運が高まっている。

 バーガーレストランのジャック・イン・ザ・ボックスやマッサージ会社のマッサージ・エンビーなどは事業のさまざまな部分を担保とした珍しい債券の発行を増やしている。

 ロイヤルティー、手数料、知的財産などの重要な資産を担保にすることで、格付けの低い企業も発行証券に投資適格の格付けを得て資金調達コストを低下させることができる。

 ブルームバーグのデータによれば、事業証券化と呼ばれるこうした証券の発行高は年初来で69億ドル(約7610億円)を超え、過去最高に近づいている。

 資産運用会社ブランディワイン・グローバルの仕組み商品責任者、トレーシー・チェン氏は「このセクターは非常に急速に成長している。ほぼあらゆるものが証券化可能だ」と述べた。

 マイナス利回りの債券が16兆ドル余りに上る世界で、安全性とリターンを両立させようと腐心する投資家からの需要が、こうした証券の発行を活発化させている。(ブルームバーグ Claire Boston)

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