海外情勢

市場の安全資産逃避が加速 30年物米国債利回り、初の2%割れ

 1つの指標に基づけば、金融市場はここ数十年で最大の安全資産逃避に直面している。

 バンク・オブ・アメリカ(BOA)によると、米国債と金、日本円の「並外れたラリーの数は」合計で少なくとも1990年以降で最多を記録しつつある。こうした安全資産の熱狂から8月半ばに30年物米国債利回りが初めて2%を割り込んだ。

 ステファノ・パスカル氏らBOAのストラテジストらはリポートで「投資家は過去30年間にこれほど先行きを心配したことはない」と指摘した。

 8月に入って安全資産への逃避に弾みがついた背景には、流動性が薄い中でのリセッション(景気後退)シグナル点灯や貿易戦争の激化、期待外れの経済指標がある。

 金は年初来で約18%上昇した一方、円の対ドル相場は、G10通貨で最高のパフォーマンスだ。

 BOAの指標は、伝統的に資金の避難先とされる資産のバスケットで、極端な変動数の合計を9カ月のローリング期間で測っている。(ブルームバーグ Yakob Peterseil)

Recommend

Ranking

アクセスランキング

Biz Plus