海外情勢

中国教授、企業秘密窃盗か 米当局が訴追、ファーウェイ訴訟と類似

 シリコンバレーのスタートアップ企業から民事訴訟を起こされた中国のアモイ大学教授が、中国の通信会社に代わって「財産」を取得するためにカリフォルニア州のハイテク企業に対する電信詐欺を働いたとして米連邦当局に訴追された。

 訴追されたのは米テキサス大学アーリントン校の客員教授でもある毛波被告。同被告は当初、検察から逃亡や司法妨害の危険があるとして、保釈が認められずに身柄を拘束されたが、先月10万ドル(約1074万円)の保釈金で拘束が解かれた。

 テキサス州の連邦地検は中国の通信会社とその被害者を特定しなかったが、シリコンバレーのCNEXラブズが中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)を相手取り起こした民事訴訟と類似している。

 同訴訟でCNEXは、毛被告が2016年に学術研究と偽って回路基板を入手する契約を同社と結び、ファーウェイのために技術を盗むことに加担したと主張した。

 米政府はファーウェイに対し、対イラン制裁違反やTモバイルUSからの企業秘密窃盗の疑惑をめぐる刑事事件の捜査を進めている。

 ファーウェイとの取引を禁止した米政府は、同社が中国政府のスパイ活動を助けたと非難している。(ブルームバーグ Patricia Hurtado)

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