海外情勢

終わり見えない半導体低迷 需要不振・在庫過剰 7月販売15%減

 半導体業界のアナリストらの分析によると、半導体メーカーは弱い需要と高い在庫水準に悩まされる状況が続く見通しだ。

 米半導体工業会(SIA)の月次販売データによれば、業界全体の半導体販売は7月に前年同月比で約15%減少したと、証券各社が指摘。6月は17%、5月は15%それぞれ減少していた。

 野村傘下インスティネットのアナリスト、デービッド・ウォン氏は「半導体の深刻な低迷が続いていることをデータは示唆している。この6週間、複数の半導体企業が控えめなガイダンスを出したが、このリポートはそれと整合する。ガイダンスは多くの半導体エンドマーケットを見通す上で幅広い指標になると考えている」と説明した。

 シティグループとモルガン・スタンレーも、今回のデータは両社それぞれの7月予想を下回ったと指摘。シティは通期の業界全体の半導体販売見通しを4099億ドル(約44兆3000億円)とし、従来予想の4107億ドルから引き下げた。

 モルガン・スタンレーは7月の低調の理由として、メモリーチップ販売の「急激な反転」を挙げ、「ロジック半導体の強さを帳消しにするだけにとどまらなかった」と記した。

 アナリストのジョセフ・ムーア氏は顧客向けリポートで「最終需要の弱さがほぼ至る所に見られることを踏まえると、半導体の弱さは広がり続けている」と分析した。(ブルームバーグ Ryan Vlastelica)

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