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アジア開発銀行総裁候補に浅川前財務官 麻生財務相「最適任者だ」

 政府がアジア開発銀行(ADB)の総裁に、財務省前財務官の浅川雅嗣(まさつぐ)内閣官房参与を推薦する方針を固めたことがことが17日、分かった。中尾武彦総裁は近く退任を表明する見通し。日本は米国とともにADBへの最大の出資国で、歴代9人の総裁は全て日本人が務めており、政府は浅川氏の幅広い国際人脈を生かし、総裁の座を維持したい考え。

 ADBはアジア太平洋地域の貧困解消や途上国の発展を支援する国際開発金融機関。総裁が退任を表明すれば、後任は加盟国による選挙で選ばれる。麻生太郎財務相は同日の記者会見で浅川氏について「最適任者だ」と述べた。

 国際金融の世界で知名度の高い浅川氏を起用することでアジアインフラ投資銀行(AIIB)が台頭する中、ADBの存在感を示すねらいもある。

 中尾氏は平成25年4月に日銀総裁の黒田東彦(はるひこ)氏の後任としてADB総裁に就任し、現在2期目。浅川氏は財務官を過去最長の約4年務め、国際的な税逃れ防止などに尽力。日本が今年の議長国を務める20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議でも、麻生氏を事務方として支えた。今年7月に財務官を退任した後は、内閣官房参与と財務省顧問に就いている。

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