海外情勢

中国株、トランプ氏に動ぜず ツイッター遮断され市場影響力は低下

 中国に関するトランプ米大統領のツイートをトレーダーがそれほど気に掛けていない国がある。ツイッターのサービス自体が遮断され、利用できない中国だ。

 トランプ氏のツイッターを通じた主張のインパクトに各国のトレーダーは対応を迫られている。だが、中国の株式トレーダーは容易に同氏のコメントにアクセスできない。

 仮想プライベートネットワーク(VPN)といった次善の策を急ぐこともない中国のトレーダーによれば、同国の通常取引時間外に発せられることが多いトランプ氏のツイートは以前ほど中国株式市場に影響を与えなくなっている。

 上海の金曠投資管理でファンドマネジャーをしている張海東氏は「トランプ氏を過度にフォローするのは意味がない」と指摘した。

 トランプ氏のツイートは中国市場も動かしてきたが、影響力に低下の兆しがある。同氏が5月5日、2つのツイートで貿易交渉見通しを暗くし、世界的に相場が下げた際、中国本土の株式市場も打撃を受けた。翌6日の上海総合指数は5.6%安と、3年余りで最大の下げとなった。同指数のボラティリティー指数は5月、3年ぶりの高水準だった。

 だがそれ以降、トランプ氏によるツイートのインパクトは小さくなり、同氏が8月初めに対中追加関税を発表したことを受けた同月2日の上海総合指数は1.4%の下落にとどまった。50日物のボラティリティー指数は現在、昨年2月以来の低水準近くにある。

 上海リバー・イースト・アセット・マネジメント・アドバイザリーの傅剛ファンドマネジャーは「貿易戦争の解決に対する人々の期待は非常に低い」と述べた。(ブルームバーグ Amanda Wang、April Ma)

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