海外情勢

豚コレラで値上げ 中国政府が監視強化 安定供給促し国民の動揺抑制

 中国政府はこのほど、社会問題となっている豚肉の価格高騰をめぐり記者会見し、供給安定化と同時に、不当な値上げ行為を厳しく監視すると強調した。豚肉の不足は「国家の安定に関わる」として、アフリカ豚コレラの感染拡大による国民生活の動揺を早期に抑えたい考えだ。

 農業農村省の幹部らは、調査では買い占めなどは見られなかったとして不信感の払拭に努めた。今後、10月1日の建国記念日や年末年始、来年の春節(旧正月)などで消費が増えると予想されるが、対策により十分な量を確保できると語った。

 一方、豚コレラの防疫体制に不備があったと認めた。豚肉の生産力低下と価格上昇の要因として、一部の地方政府が養豚業を軽視し生産を制限していたことも挙げた。

 中国政府は既に、養豚場を整備する農家に補助金を出すなどの対策を打ち出している。その後さらに幅広い政策を示し、畜産農家の大幅な規模拡大を図るとした。銀行による農家への貸し渋りは禁止し、牛肉や羊肉の生産も拡大して食卓の需要を満たす。(北京 共同)

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