海外情勢

極東に対日LNG輸出拠点 ロシア最大の石油会社、年産620万トン建設計画

 ロシア最大の石油会社ロスネフチは極東の資源開発事業「サハリン1」で提携する事業体と日本市場を見据えた液化天然ガス(LNG)の輸出拠点を建設する計画だ。

 ウラジオストクで開催された「東方経済フォーラム」でロスネフチが発表した資料によれば、イゴール・セチン最高経営責任者(CEO)はサハリン1のパートナー企業とともにデカストリ港で年620万トンの生産能力を持つLNGプラントの建設を目指していることを明らかにした。

 世界のLNG市場で昨年8%のシェアを占めたロシアは、2035年までに20%にシェアを高め、カタールや米国、オーストラリアといった世界最大級のLNG供給国と競い合いたい考えだ。

 セチンCEOは「地理的に近い」ことから日本がデカストリLNGプラントの市場になると見込んでいると説明した。

 ロスネフチはサハリン1の権益20%を保有。米エクソンモービルが30%、インドのONGCビデッシュが20%、日本のコンソーシアムが30%を持っている。

 東方経済フォーラムでの日本企業との円卓会議後にロスネフチが発表した資料によれば、同社は日本側に石油・ガス探査・生産と製油、石油化学の分野での15のプロジェクトへの参加を提案した。

 この会議に参加したのは石油資源開発(JAPEX)傘下のサハリン石油ガス開発(SODECO)と丸紅、日揮、商船三井、伊藤忠商事の幹部に加え、石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)と国際協力銀行(JBIC)の代表。(ブルームバーグ Olga Tanas、Dina Khrennikova)

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