海外情勢

サウジアラビアの国営石油会社、IPO準備遅れず 新会長が見解

 サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコのヤシル・アルルマヤン会長は17日、サウジの主要原油処理工場に対する無人機(ドローン)攻撃を受けてもアラムコの新規株式公開(IPO)の準備が遅れることはないとの見解を示した。

 アルルマヤン会長はジッダで記者会見し、サウジがアラムコのIPOにコミットしていると述べた。正確な時期については言及を控えたものの、向こう1年以内に準備が整うと語った。

 同社経営陣の記者会見はドローン攻撃後で初めて。アミン・ナセル最高経営責任者(CEO)も会見で、顧客への全ての契約供給が満たされるため、同社の財務状況に影響はないとの見解を示した。

 サウジの政府系ファンドのトップも兼任するアルルマヤン氏は今月初めにアラムコ会長に任命された。サウジはIPO計画を急いでいるが、攻撃でアラムコの石油供給能力が半減する事態になり、IPOの先行きに疑念が浮上していた。

 事情に詳しい関係者によると、サウジは早ければ11月にリヤドで株式を売却する計画で、その後に国際的な上場を目指す見込み。

 ムハンマド皇太子はアラムコのIPOを経済改革プログラムの主軸に据えており、2兆ドル(約216兆円)の評価を目指している。(ブルームバーグ Anthony DiPaola)

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