国内

豚コレラのワクチン接種、発生県を優先 段階的に地域拡大へ

 農林水産省は21日、豚コレラ対策で実施する豚へのワクチン接種について、岐阜や愛知など飼育豚への感染が確認された地域から段階的に拡大する方向で検討に入った。限られた量のワクチンを有効に活用するために、まず養豚場や畜産試験場で発生した県から始め、その後に発生県に隣接する県や、野生イノシシでの感染が確認された地域などに順次対象を広げる。ただ隣接県では接種が後回しになり、波及を食い止めるのに手遅れとなる懸念もある。

 近く有識者会議で地域の選定を急ぎ、その地域の県知事の意見も踏まえて正式決定する。

 農水省は製薬会社にワクチンの増産を要請する方針だが、備蓄は国内の飼育頭数約900万頭より大幅に少ない約100万頭分で、期限切れが近く廃棄予定だった50万頭分を活用しても全体はカバーできない。このため養豚場や畜産試験場の飼育豚での感染が確認されている埼玉、福井、長野、岐阜、愛知、三重の6県をまず優先する。

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